Guitarist from Kyoto, JAPAN

コンプレッサーの設定・使い方



ギタリストの今堀良昭です。


京都で曲を作ったり
バンド活動したりギター教室バックステージパスを運営したりしてます。


今回は僕のギターサウンドを彩る心臓部とも言えるペダルの使い方について深堀りしたいと思います。特に焦点を当てるのは、歪みペダルとコンプレッサー。この2つのペダルは、僕のサウンド作りにおける非常に重要な要素となっています。
コンプ 歪
僕が愛用しているのはTBCFXのMighty Drive 3とXoticのSP Compresser。これらを駆使することで、奥深い表現力を持つサウンドを手に入れることができます。

ペダルの繋ぎ順にはこだわりがあり、Mighty Drive 3を前に、SP Compresserを後に配置しています。コンプを一番前に繋ぐ方法もありますが、僕のサウンドでは、その方法は避けています。
その理由は、コンプがブースターとして動作することで、ゲインが不必要に上がってしまうこと。私の求める音は、ゲインを手元で緻密にコントロールし、クリアなサウンドを保ちつつ、信号を効果的に伝えることにあります。

マイティーのタッチやボリュームノブによる反応を大事にしたいので、なるべくゲインは手元でコントロールして綺麗な音のまま、信号を送りたいからこの順番にしました。

イコライザーやゲインの設定は、会場の特性に応じて調整しています。ハイが強すぎても、無闇に下げないようにしています。そのバランスは、僕の弾き方、特にピッキングのニュアンスで調整するようにしてます。

ちなみにこれはもう生産されてません。僕もこれ1つしか持ってません。実はこの動画を取る前に中古で安いのがあったので皆さんに買われる前に予備で1つポチりました。笑
TBCFX Mighty Drive

コンプの設定はバキバキにせずに軽くかけてます。
弱いタッチで弾いた時に、マイティーの音量が下がってしまいますがその分、コンプが持ち上げてくれるイメージです。

その場合、余計なゲインが追加されないので綺麗な音のまま音量アップされることが期待出来ます。

強く弾いた場合は、ゲインや音量感はほとんど変わらないように設定してます。

それがこのSPcompの凄いところです。ブレンド・ノブがいい感じで働いてくれます。

ポイントはかけ過ぎないことです。

では、実際の使用例をライブ映像をみながら解説したいと思います。

動画の
6:36観れます。
Soul Catcher
クリーンのカッティング時は、Mighty DriveをOFF、SP Compはずっと入れっぱなしになります。
その時も頻繁にギター本体のボリュームノブを調整してコントロールしてます。 これが基本的な使い方になります。

8:30
Moonlight
コードと一緒にメロデイーを弾いてますが、音が潰れてないです。それぞれの発音する時のピッキングの速さをみて頂ければわかると思いますが、コードの時は撫でるように遅く、アクセントの聴かせたいところはムチのように鋭く振り抜いてます。


10:04
Sadness
コードの時はやさしいタッチ、その次のアクセントは鋭く、指で弾いたりピッキングのタッチで歪み具合いをコントロールしてます。結構太い音出てますね。サビのコードはロックなサウンドに鳴ってます。


結論
僕にとってこの組み合わせが、手元のピッキングやボリュームのコントロールによっての
表現力が最大限に活かせるセットです!

おまけ
このペダルの中にはデップスイッチがあります。これでサウンドはかなり変わります。数年前にバックステージパスでは公開しました。
ここでは秘密にしておきましょう。
バックステージパス詳細

あと電圧に関して、SP Compは18Vまで供給することが出来ます。
僕の使用しているパワーサプライ、StrymonのZumaは9Vから18VまでDC電源を供給することが出来ます。すべて試しました。
やはり、電圧が高いほどレンジが広くなる傾向にありました。結局、今は9Vで使用してます。これが一番僕のギターにとって自然かなと思います。

2016年6月頃からずっとこのシステムでライブしてます。自分のバンドの場合です。
自分のアンプであっても、その場にあるJC120やツインリバーブでもこのまま使います。特別な対策はしてません。

過去のライブはプレイリストにまとめてますので是非御覧ください!






【目次】
00:00 Guitar Madness Lab.
1:13 繋ぐ順番
2:00 TBCFX Mighty Drive3
3:55 Xotic SP Compresser
6:36 Soul Catcher
8:30 Moonlight
10:04 Sadness
12:39 結論
13:56 マニアックな情報
18:12 お礼

#GuitarMadnessLab

Guitar:
D’pergo AVC Stratocaster
Fender Stratocaster

Pedals:
Guitar→Electro-Harmonix Frequency Analyzer→Electro-Harmoniz Micro Q-Tron→Arion Chorus TBCFX mod→Sonic Research ST-300→MXR MC404 CAE Wah→TBCFX Mighty Drive3→Xotic SP Compresser→Nemesis Delay→ELECTRO-HARMONIX Freeze→MXR M300Reverb→Amp

Strings :
SG Strings .010

Pick :
Jim Dunlop Tortex® Wedge 0.60mm

Amp :
Two-Rock Custom
String Driver Cabinet・SD112P

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